ダビダランの のっぱらには、9頭ん羊のおったゲナ。 毎日毎日、した向いて、地面の草ばっかしムシャムシャ食べとるもんじゃけん、 空には、オテントサンの、かんかんてっとるこつも、 鳥たちの、とんどるこつも、しらんかったゲナ。 羊たちの色はどれも灰色で、みんな同じ。 ある日、羊たちは、いつものように、むしゃむしゃ、メーメーと、 同じ声でなきながら、地面の草を食べていた。 と、・ いつの間にか、知らない、見たこともない、変な、羊が一頭、 同じ様に、むしゃむしゃ、メーメーと、 地面の草を食べている。 どこが違うかというと、 そいつの色は、見ていて、うっとりするような、桃色で、 そいつの声は、聞いていて、気持ちの良くなる、鈴のような声。 時々、上を向いては、メーとなき くるくる回って、ジャンプして、楽しそうに、メーとなく。 9頭の羊たちは、最初はじっと見ていたが、 そのうち7頭は、また むしゃむしゃメーと、草食べ始めた。 残ったのは2頭。 一頭は、桃色羊のじゃまをして、あっちをつっつき、こっちを パクリ。 もう一頭は、桃色羊が、上を向くと、一緒に上を向き、くるくる回ると、 一緒にくるくる回る。 すると、あらあらフシギ、 こっちの羊も、だんだん、だんだん、桃色がかってきた。 イジワル羊は、おどろいた。こまった。 桃色羊が、2頭になって、どっちがどっちか分からない。 それで、こっちの羊を、つっついて、あっちの羊をパクリ。 2頭が走ると、一緒に走って、つっついて、同じ様に、くるくる回って、パクリ。 そのうち、気持ちが良くなって、パクるのをやめたら、 あらあらフシギ、 こっちの羊も、だんだん、だんだん、だんだん、桃色。 それを見た、残りの羊も、一緒になって回り出す。 10頭の羊が、くるくる回って、メートなき、 ひっくり返って、空を見て、 それから楽しく、一緒に暮らしたトサ。 みんな、桃色になったのかって? それは・・・・